こんにちは、てっちゃんです!
前編では脳のフィルタリングシステムについてお話ししましたが、
いよいよ今回は具体的な解決策をお話していきます。
前編はこちら
前編の振り返り:赤と青の実験で分かったこと
前編で一緒にやってもらった実験、覚えていますか?赤いものを5秒間で探してもらって、その後に「青いものは何個ありましたか?」って聞いたあの実験です。
きっと多くの方が、青いものの数は答えられなかったんじゃないでしょうか。不思議ですよね。だって、赤いものを探している時に部屋中見渡したわけですから、青いものも絶対に目に入っていたはずなんです。
でも記憶に残らない。なぜかって言うと、人間の脳は「重要だ」と判断した情報しか認識しないからでしたよね。そして、その重要度の判断基準は「過去の経験」だということもお話ししました。
つまり、私たちは過去を基準にした生き方しかできない。これが、努力しても変わることができない根本的な理由でした。
解決策のキーワード:「ぶっ飛んだ夢を持つこと」
では、どうやったら今までの自分では認識できなかった情報を認識できるようになるのか。
答えは、「ぶっ飛んだ夢を持つこと」なんです。
「えー、そんなこと?」って思った方もいるかもしれませんね。でも、これには深い理由があるんです。
なぜ「ぶっ飛んだ夢」でないといけないのか
よく「現実的な目標を立てましょう」って言われますよね。「小さな目標からコツコツと」とか。特に経営者に求められることの一つに、実現性のある計画であるかどうかがあると思います。確かに一理あるんですけど、脳の仕組みから考えると、実はこれって大きな変化を起こすには逆効果なんです。
なぜかって言うと、現実的な目標って、結局今の自分の延長線上にあるものなんですよ。今の自分が「これくらいなら頑張れば何とかなりそう」って思える範囲の目標。
ということは、その目標を達成するのに必要な情報も、今の自分が「重要だ」と判断できる範囲の情報なんです。つまり、脳のフィルターを変える必要がないんですよね。
例えば、「年商10億円の経営者が年商12億円を目指す」のと「年商10億円の経営者が年商100円を目指す」のでは、必要な情報がまったく違います。12億だったら、今の延長線上で何とかなるかもしれません。でも100億だったらどうでしょう?
全く違う世界の情報が必要になりますよね。違う人脈、違う発想、違う行動パターン。今の自分では「そんなの関係ない」って思っていた情報が、急に重要になってくるんです。
脳のフィルターを強制的に変える
「ぶっ飛んだ夢」を持つということは、脳に対して「今までとは全く違う情報を集めて」って指令を出すようなものなんです。
すると面白いことが起こります。今まで目に入らなかった情報が、急に目に入るようになるんですよ。今まで「自分には関係ない」と思っていた経営者の話が、急に気になり始めたり。
これが、軽やかに夢を叶えていく人たちが持っている秘密なんです。彼らは最初から、とんでもない夢(目標)を持っているから、とんでもない成長をしていくための情報をキャッチしているんですね。
「ぶっ飛んだ夢」ってどんなもの?
では、具体的に「ぶっ飛んだ夢」ってどんなものなのか、定義していきましょう。
それは、現状の自分ではどれだけ理想的な条件が揃ったとしても、決して叶うことがない未来のこと。想像するだけで「うわぁ、やっべーなー、やばいやばい」って思うくらいの超でっかい夢なんです。誰かに言ってみたら笑われちゃう。親なんかに言ったら「ワハハン」って笑い捨てられるような、そんな夢です。
最初は「今の自分では、いや、絶対に無理だけど」っていう枕詞がついてもいいんですよ。むしろ、そのくらいの方がぽんぽん出てきそうな感じしませんか?
ぶっ飛んだ夢の具体例をたくさん考えてみよう
さあ、ここからが楽しいところです!どんな「ぶっ飛んだ夢」があるのか、一緒に考えてみませんか?
💰 お金・豊かさ系
- 年商5000億円の企業を5つ作る
- タワーマンションのオーナーになる
- フェラーリとランボルギーニを気分で乗り分ける
- プライベートジェットで世界中を飛び回る
🌟 理想の自分・性格系
- 誰からも愛される、めちゃめちゃ魅力的な人になる
- いつも笑顔で、存在だけで周りを幸せにする人になる
- 何を言っても説得力があって、みんなが話を聞いてくれる人になる
- 天才的なひらめきを持つクリエイターになる
🗺️ 体験・冒険系
- 宇宙旅行に好きな時にいく
- 南極点に立って地球の美しさを体感する
- エベレストの頂上で朝日を見る
- アマゾンの奥地で新種の生物を発見する
👥 人間関係・影響力系
- 世界中に1万人の親友がいる
- 東京ドーム即満員のミュージシャンになる
- 本を出版してベストセラー作家になる
- 講演会で何万人もの人を感動させる
🏠 ライフスタイル系
- 海の見える別荘を5カ国に持つ
- 毎日好きな時間に起きて、好きなことだけして生きる
- 世界中の美味しいものを食べ尽くす
- 季節ごとに住む国を変えて暮らす
どうですか?想像するだけで、ちょっとワクワクしませんか?それと同時に「笑っちゃう」「いくらなんでもそんなの無理だよ…」って思った項目もあるんじゃないでしょうか。
でも、それでいいんです!むしろ、それがいいんです。「無理だよ」って思うくらいだからこそ、今の自分では認識できない情報をキャッチするフィルターに切り替わるんですから。
あなただけのオリジナルな夢は?
上に挙げた例は、あくまで例です。あなたには、あなただけの特別な夢があるはずです。
理想の人物像でもいいですよ。「めちゃめちゃ優しくて、みんなから慕われる人になりたい」とか。性格だって「いつでも前向きで、どんな困難も笑顔で乗り越えられる人になりたい」とか。
欲しいものでもいいですし、行きたい場所でもいいです。「オーロラを見ながらプロポーズされたい」とか「パリのカフェで毎朝コーヒーを飲む生活をしたい」とか。
やりたいことなんて、もう何でもありです!「宇宙で結婚式を挙げたい」とか「タイムマシンを発明したい」とか、本当に何でもいいんです。
「でも、バカにされるのが怖い…」というあなたへ
きっと今、こんなことを考えている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。「こんな夢、誰かに話したら絶対バカにされる」って。
その気持ち、すごくよく分かります。僕だって最初はそうでした。でも、安心してください。今は誰かに話す必要なんてないんです。
まずは、あなたの心の中で、思いっきり夢を膨らませてみてください。誰にも邪魔されない、あなただけの特別な時間を作って、「もしも何でもできるとしたら…」って考えてみてください。
そして、思い出してください。前編でお話しした脳の仕組みを。あなたが「これが重要だ」と思った情報だけが、あなたの目に入るようになるんです。
つまり、あなたが「ぶっ飛んだ夢」を心の中で大切に思うだけで、その夢を叶えるのに必要な情報が、今まで見えなかったところから見えるようになってくるんです。
小さくスタートしても大丈夫
「でも、やっぱり現実的じゃないと不安で…」という方も大丈夫です。
最初は「今の自分では絶対に無理だけど、でも」という枕詞をつけて考えてみてください。この「でも」が大切なんです。
「今の自分では絶対に無理だけど、でも年商1000億稼げたらなぁ」 「今の自分では絶対に無理だけど、でも世界中を旅して回れたらなぁ」 「今の自分では絶対に無理だけど、でもみんなから愛される人になれたらなぁ」
この「でも」があることで、心の中の抵抗が少し和らぎませんか?そして、少しずつでもいいんです。その夢について考える時間を増やしていってください。次第に枕詞をとっても、違和感がなく、純粋にワクワクできるようになっていきます。
夢をたくさん書き出してみよう
さあ、理論はここまでです。大切なのは、実際に行動することです!
今日、できれば今すぐにでも、紙とペンを用意して、あなたの「ぶっ飛んだ夢」をたくさん書き出してみてください。
最初は恥ずかしいかもしれません。「こんなこと書いて、もし誰かに見られたら…」って思うかもしれません。でも大丈夫、これはあなただけの秘密の夢リストです。
10個でも、20個でも、思いつく限りたくさん書いてみてください。お金のこと、人間関係のこと、行きたい場所、やりたいこと、なりたい自分、何でもいいんです。
そして、書いているうちに気づくと思います。だんだんワクワクしてきて、「あ、これもいいな」「これもやってみたいな」って、どんどんアイデアが湧いてくることに。
🎯 今日からできる簡単なアクション
1. 紙とペンを用意する
2. 「今の自分では絶対無理だけど、でも…」から始める
3. 思いつく限り、ぶっ飛んだ夢を書き出す
4. 毎日、その夢リストを見返す
5. 新しい夢を思いついたら、どんどん追加していく
最後に:あなたの脳は、もう変わり始めている
実は、この記事を読んでいるあなたの脳は、もうすでに変わり始めています。
なぜかって言うと、あなたは今、「ぶっ飛んだ夢を持つこと」について考えているからです。この情報を「重要だ」と判断しているからです。
きっと明日から、今まで目に入らなかった情報が目に入るようになります。今まで「自分には関係ない」と思っていた成功者の話が、急に気になり始めるかもしれません。
テレビを見ていても、本を読んでいても、人と話していても、「あ、これは私のやりたいことかも」って思う瞬間が増えてくると思います。
それが、脳のフィルターが変わったサインです。
是非あなたも、今までの自分の経験してきたこと、そんなものを全部いったん置いといて、純粋に「こうなったらいいな」「こんなことができたらいいな」って、子供の頃のようにワクワクしながら考えてみてください。
今が得意で何が好きかなんて、そんなのどうだっていいんですよ。そんなことより、あなたの心が「うわー、これいいな!」って感じるもの、それを大切にしてください。
とにかくたくさん、たくさん考えてみてくださいね。
それではまたお会いしましょう。てっちゃんでした!
上記内容はYouTubeでもお話ししています。