「重い女」って何が重いの?って話。
「重いんだよね」って言われて振られたこと、ありますか?
僕自身は「重い」と言われたことはないけど、
昔、「優しすぎる」って理由でフラれたことがあります。
当時のまだまだ経験が少なかった僕は、
「は?優しいことの何がいけないの?」って思ってました。
こっちは大事にしてたつもりだったし、
ちゃんと向き合ってた自信もあった。
でも相手には「優しすぎて、なんか違う」って
思わせちゃってたみたいで。
その経験をきっかけに、
「重い」とか「優しすぎる」って何なんだろう?
って考えるようになったんです。
どっちも、「気持ちが強すぎたから」って
わけじゃないと思うんですよ。
相手のためを思っていた優しさや愛情が、相手にとっては
プレッシャーに変わってたのかもしれないなって。
「こんなに頑張ってるのに」って
思ったときの落とし穴
たとえば、こんな気持ちになったことないですか?
- 私はあなたのためにこれだけ頑張ってるのに
- 私はこれだけあなたを想ってるのに
- こんなに想ってるの私だけ?
この「○○してあげてるのに」という思い、
実は相手からすると“見えない義務”を
感じさせちゃっていることがあります。
「愛してる」って言葉の中に、
「だからあなたも同じだけ返してね」が隠れてる。
それが、プレッシャーになってるんですよね。
もちろん、気持ちはわかります。
「こんなに想ってるんだから、
私のこともっと大事にしてよ!」って。
でも、それが“伝えたい想い”じゃなくて、
“押し付け”に変わると、
相手は苦しくなってしまうんです。
愛情は自由であたたかいもの
本来、愛情ってもっと自由なものだと思うんです。
「料理作るの好きだから食べて欲しい」
「喜ぶ顔が見たいからやってあげたい」
それって、すごく自然であたたかい感情ですよね。
でもそこに「返してよ」が入った瞬間、
取引みたいになっちゃう。
それならやらない方が
いいんじゃないかって思うんです。
「こんなにやってるのに!」って
思うくらいなら、最初からしない。
「これをしたいからする」「それで笑ってくれたら嬉しい」
それだけで、充分なんじゃないでしょうか。
「彼のせい」にしちゃうのは、
ちょっともったいない
ありがちなのが、
「彼が受け取れない人だったから」で
終わらせちゃうパターン。
「私が重いんじゃなくて、彼のキャパがなかっただけ」
たしかに、そういうケースもあると思います。
でも、そこだけで終わらせちゃうのは、
ちょっともったいない。
だって、もし彼が
「彼女の愛情や気持ちを、
もっとちゃんと受け取りたい」って思えたら?
もしあなたの関わり方次第で、
彼がもっと素敵なパートナーに“なりたくなる”としたら?
恋愛って、相手の変化だけを期待するのは違うし、
自分だけ変化していくのも違うと思うんですよね。
「お互いに影響を与え合って
成長していく」ものだと思うんです。
与える力がある女性は、強い。
僕は、ただ「尽くす女」になるんじゃなくて、
彼が「俺ももっと良い男になろ」って
自然と思いたくなる女性が最強だと思ってます。
相手に一方的に“変わってよ”じゃなくて、
自分の在り方を通して彼に
「この人をもっと大事にしたいな」って思わせる。
それができる女性って、本当にかっこいい。
そして、そんな関係が築ける恋愛こそ、
“与える側”も“受け取る側”も、
どっちも幸せになれるんです。
「重い女」で終わらせないで
恋愛で「重い」って言われた過去がある人、
たくさんいると思います。
でもね、それは「あなたが愛しすぎたから」じゃない。
ただ、伝え方や関わり方に、
ちょっとした“ズレ”があっただけ。
あなたの愛し方が間違ってたんじゃない。
ただ、その伝え方に“期待”や“見返り”が
混ざっていたのかもしれません。
それに気づいた今なら、
もう一度ちゃんと愛せるはずです。
あなたの愛情は、重くなんかない。
それをちゃんと受け取れる人も、必ずいます。
そして、あなた自身も、
もっと軽やかに愛せるようになります。
こんな恋愛ができたら、最強じゃないですか?